水虫薬の効果と安全性
皮膚に繁殖したカビ用の薬、抗真菌剤は、今までに使ったことがないという経験から不安に思う人もいるようです。
それは、副作用がどのようなものか想像がつかないため。
ここでは、抗菌剤の効果と安全性について考えていきましょう。
カビを抑えるために作られた薬に果たしてどのような副作用があるのか、考えるだけでも大変です。
ですが副作用は個人差があり、全員に同じ作用が現れるものではありません。
副作用は、どんな薬にも考えられるものですが、その人の生まれつき持っている体質であったり、性別や年齢、生活環境なども関わってきます。
また、他の病気にかかっているなどの場合に、病歴や使っている薬の成分との組み合わせで、副作用が出る恐れもあります。


副作用が起こりやすく使用注意があるような薬であったとしても、その人の体質によっては副作用が軽すぎて、何も起こっていないかのような感じになることもあるでしょう。
本来副作用がないと言われているような薬であったとしても、絶対にそれが起こらないと保証ができるものではないのです。
これはいい方に転んだ場合ですが、どちらにせよ注意が必要です。
合併症などで他の薬も同時に使用するような場合には、たとえ片方の病気が命に別条のない水虫だったとしても、慎重にならざるを得ない状況になるようです。
薬の成分が合わさると、予期せぬ事態を巻き起こすことがあるからです。
外用薬ではそこまで問題になることもないようですが、内服薬での副作用は大変危険。また、妊婦やアレルギー体質の人は副作用には特に気を配るべきでとされています。
たかが水虫なのに、そこまで伝えなきゃ治療できないのだろうか?と不満に思う人もいるかもしれません。
ですが、安全に治療をするためには、病歴や薬、治療の状態を知らせておくことは大切です。
外用薬を使用する場合には、内服薬より副作用が強く出ることはありませんので安心です。
ですが時たま、使用しているうちに副作用があることもあるので、やはり注意が必要だといえるでしょう。
薬の成分が皮膚とあわなかったため、予期せぬかゆみやかぶれ、炎症が起きてしまうと、そこに対する対処もしていかなくてはいけませんよね。
患部に塗ったらヒリヒリと痛んだりしたような場合など、すぐに薬を落として対処しましょう。
副作用が起こった際は、落ち着いて対処して、別の薬を処方してもらうことが大切です。
水虫の内服薬で起こる副作用
ちなみに水虫の内服薬では、どのような副作用が起こるのでしょうか?
その副作用は外用薬よりも多く報告されており、全身症状として現れることもあるそうです。
抗真菌剤の成分は、体内から白癬菌に効果があるのと同時に、私たちの臓器や器官にも多大な影響を与えます。
その副作用は内服薬の種類によってもさまざまですが、ある薬を飲むと人によっては下痢をしてしまったり、胃がキリッと痛むことがあるそうです。
また、食欲不振を訴える人もいるようです。
これ以外にも肝臓や腎臓の働きが悪くなったり、胃痛が進んで胃潰瘍になる人もいるようです。
他の症状としては、吐き気や水虫とは違った発疹、頭痛なども挙げられます。
眠気が出たり、悪心があったりすることもあるでしょう。
さまざまな副作用の症状を防ぐために、患者には血液検査を求めることもあります。
- 肝臓や腎臓に問題が起きていないか?
- 急に体のどこかがおかしくなっていないか?
白癬菌と戦う役割がある白血球の数も一緒に調べることになるかもしれません。