小水疱型足白癬の特徴
小水疱型足白癬は、水虫患者の中では相当数を占めている水虫だそうです。
趾間型よりは少なくなりますが、やはりこちらの症状も厄介です。
小水疱型足白癬は、どのような症状が特徴的なのかをみていきましょう。
小水疱型足白癬の症状は、足裏の柔らかい皮膚部分に湿疹にも似たプツッとした水疱ができるというものです。
はじまりは、小さな発疹がいくつか出来るという症状。虫さされ程の大きさはなく、ごくごく小さなものです。


たとえるなら、お米の粒をさらに半分にしたくらいのサイズのものだそうです。
ですが、この小さい数ミリの水疱は症状が進むにつれて大きな水疱になり、数も増えていきます。
水疱とともに、赤みを浴びた斑点も一緒に広がっていく、これが小水疱型足白癬です。
土踏まずのような柔らかい皮膚の部分にできますが、足のふちの部分などにも現れることがあります。
症状が進むと水疱が…
あまりに症状が進むと、足裏にびっしりと水疱が出来てしまうケースもあるのだそうです。
水疱が潰れていくうちに繋がっていき、房のような形になることも珍しくないようです。
多房性の水疱に変化した場合には、ブヨブヨとした水ぶくれとは異なり、少し固めの水疱になります。
その場合には、水疱の部分には、かなりのかゆみを伴います。
ただし足の表、つまりは甲の部分には水疱はできないそうです。
もし足の甲部分にも水疱が現れたら、別の皮膚病の可能性を疑ってみてもいいかもしれません。
また、水疱を潰すと、中からはネバッとした透明の液体がにじみ出てきます。
この透明な液体が健康な皮膚についても症状が悪化することはありませんが、あまり気持ちがいいものでないことは確かです。
水疱が出来たばかりの時は、かなりの強いかゆみを伴います。
かきむしると水疱はすぐに潰れますが、かゆみが収まることはありません。
特に温めると痒くなるので、靴や靴下を履いて活動することが難しくなってくるでしょう。
水疱が潰れた皮膚は赤みを帯びて、硬く厚くなっていきます。
もしくは白くひび割れた皮膚に変化していき、少しひっかいただけでポロポロ剥がれ落ちます。
こうなると多くの人が治療のために通院を始めるでしょうが、他の菌にも感染してしまうと足の裏全面に症状が広がることもあります。
そうなると皮膚が膿んでしまい、痛みを伴う可能性があります。
注意すべき点
注意すべき点は、かゆみを解消しようと手でかきむしっているうちに、汚れた手から他の菌が入り込む可能性があること。
病院から処方された薬でかゆみが軽減することもあるかもしれませんので、肌に異常を感じたらすぐに皮膚科に向かうべきでしょう。
ちなみにこの病気のもうひとつの特徴は、治りやすいという点にあります。
そのぶん再発しやすかったり、人に感染しやすい水虫という説もあることから、治療には充分な注意が必要です。