1. ホーム
  2. 水虫の知識
  3. ≫教科書には乗らない、水虫の歴史

教科書には乗らない、水虫の歴史

水虫の歴史

水虫は現代病ではありません。そもそもカビが原因で、古い文献では紀元前の書物にこのカビの存在は書かれています。

カビ自体は、どこにでも存在しており、環境が整うと猛威を振るうのが特徴的です。

昔から悩みの種であるカビの一種である水虫。日本そして世界で、どのように生活の中で位置づけられ対処されてきたのでしょうか?

日本の水虫

高温多湿な日本にとって、切っても切れない家族のような水虫がなぜ、「水虫」と呼ばれているのでしょうか?

原因がカビであるということが一切分からない時代から、水虫と日本人は密接に関係がありました。

いろいろな所説がありますが、とある2つの説が有力です。

  • 田植えの水田に浸かった際に、農家の人の足に水イボができたという由来
  • 症状が酷くなると、皮下のリンパが溜まって水ぶくれが出来るという由来
これらから水虫となった説があります。

坂本龍馬

既に江戸時代の文献で水虫の名称は使われています。

幕末に入ってからのこと、坂本龍馬が靴を履き、日本で初めて水虫になったという話もあります。

現代のような通気性の悪い靴を履く以前、わらじ等を履いていた昔から、日本人と水虫は友達のような存在だったわけです。

世界の水虫

水虫は英語で、アスレチックフット(Athlete’s foot)といいます。

これは運動をする人の足を連想させる名称です。靴を履く文化が定着している西洋人は、睡眠時間以外は靴を脱がない習慣があります。

昔から西洋人の水虫患者は、日本と比べものにならないことは予想できるのではないでしょうか?

ヨーロッパ

ヨーロッパの場合、5世紀末のゲルマン民族の大移動の際、長靴を履いて歩いていた事から始まります。

そしてそれを見た貴族が、長靴を履いたことにより、爆発的に長靴や靴が庶民にも普及したという説があります。

靴文化が普及したことで、比例するようにて水虫が雪崩のように増えました。

最も水虫が多い国とされているのが香港だそうです。また、日本よりも高温多湿で、靴文化がすでに根付いている中国では、国民の7割が水虫患者だそうです。

現代の水虫事情

日本では現在、1000万人の患者がおり、世界規模でみると5億人が水虫に悩んでいます。

日本に限らずですが、現代は女性の水虫率が高くなっているようです。

原因は、ストッキング・ルーズソックス・サンダル・ブーツ・スニーカーと、足が蒸れて水虫のカビが繁殖しやすい条件の靴を履いているためです。

不潔な男性の象徴であった過去のレッテルは剥がれ落ち、今では男女ともになるかもしれない現代皮膚病の1つになっています。

成人の男女だけではありません。子供も高齢者も水虫になります。

そして動物もなります。

世界的に見ても感染者の多い水虫。カビが存在している限り、今後も人間と水虫は一緒に歴史を刻んでいくでしょう。